Daisuke's TechBlog

日々の仕事で得た技術的なことを書いてきます

AndroidでHello World - adbの利用

hiromitsu-daisuke.hatenablog.com

また続きから。

今回はadbコマンドの利用についてです。

adbの利用

今回は実機デバッグをする上でのadbコマンドの利用方法についてです。

adbにPATHを通す

Android Studioをインストールしただけだと
adbコマンドにPATHが通らないので、まず通します。

adbコマンドのファイルパスを調べる手順は以下の通り。
(macwindows共通)

  1. Android Studioの「File」→「Other Settings」→「Default Project Structure...」をクリック
    f:id:hiromitsu-daisuke:20150809233549p:plain:w150
  2. 開いたウィンドウで「Android SDK location:」をコピー
    f:id:hiromitsu-daisuke:20150809234618p:plain:w150
  3. 上記でコピーしたパス+「/platform-tools」を足したパスにadbファイルが存在するため、そのパスを環境変数PATHに足す。*1

実機をUSBで接続

実機をUSBで接続します。この時、実機でUSBデバッグをONにします。 USBデバッグをONにする手順は以下。

  1. 開発者向けオプションメニューを表示できるようにします。
    設定画面を開き、「端末情報」→「ビルド番号」とあるので、
    この「ビルド番号」を7回タップします。
  2. 1つ前の画面に戻ると「開発者オプション」メニューが表示されるのでタップ
  3. 「USBデバッグ」という項目があるのでONにする

adb device

adb devicesコマンドで現在接続している実機が一覧されます。

USBでPCに実機を接続して以下コマンド実行。

$ adb devices
List of devices attached
0e6ace62037c8f12        unauthorized

上記のように「unauthorized」と出た場合は実機端末側で以下のような表示がされているので、「OK」をタップ。(出てない場合はUSBを挿し直すと出ます。)
あと僕の場合、面倒なので「このパソコンからの~」のチェックボックスもONにします。
f:id:hiromitsu-daisuke:20150810000924p:plain:w150

$ adb devices
List of devices attached
0e6ace62037c8f12        device

上記のように「device」と出ていればデバッグ用端末として接続されていることになる。

adb tcpip

ここからWi-Fi経由で接続する場合はさらに「adb tcpip <ポート番号>」というコマンドで実機端末をtcpipモードにします。

$ adb tcpip 5555
restarting in TCP mode port: 5555

adb connect

さらに前回の記事で記載したIPアドレスに対して接続することで
Wi-Fi経由のデバッグができます。

$ adb connect 192.168.11.14
connected to 192.168.11.14:5555

今日はここまで。
次回はいよいよAndroid StudioHello Worldを実機に表示させます。

*1:足し方は割愛